速く!安く!多品種一品の個別顧客対応を実現する!

■編著:木村博光
(株)バックス研究所代表取締役

1935年生まれ。神戸大学経済学部卒。「生産管理」「原価管理」「利益計画」などの分野で執筆、講演、コンサルティング指導等で活躍中。(社)中小企業診断協会理事東京支部中央支会長、JMAM専任コンサルタント、中小企業大学校講師。著書に『正しい生産管理の実行手順』『工場部門・製造部門のための予算策定完全マニュアル』ほか多数。

■執筆:「BTO生産システム」
研究プロジェクト

この分野で第一人者のジャーナリスト・野口恒氏ほか、「工程管理」「在庫管理」「ロジスティックス」「生産システム」などの各分野のスペシャリスト・ベテランコンサルタントらで執筆陣を構成。
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●発刊:2001年5月9日
●A4判・401頁・特製バインダー装丁
●定価52,500円(税込)のところ
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本書の特長と使い方

 
1
SCMを視野にBTO生産を具体的に解説
    製品在庫を持たないのがBTO生産の特長ですが、現実には部品在庫がどこかの工程に存在します。 しかし、部品センターや部品会社にも需要動向が即時に把握できるような仕組みを築くことができれば、リスク回避は可能です。従ってBTO生産の前提はSCMにあるという捉え方ができます。本書はSCMの各要素(部品調達から物流まで)を具体的に取り上げ、生産管理のポイントを解説しています。
 
2
スピード勝負を支えるIT武装を解説
    BTO生産では、受注から、部品調達、生産管理、物流まで一貫したスピードがポイントになります。Web受注、Web調達などIT技術が生産工程全体に大きく関与してきます。本書はこれら生産システムのIT武装についてパッケージ活用を含めて具体的に解説しています。
 
3
様々な業種メーカーに応用できる
    スピード勝負という点でBTO生産は、実は既存の販売流通網を持たない小回りの利く中小製造業に適している、という見方もあります。本書では一般的な製造メーカーを想定しつつも、さらにアパレル、食品などの幅広い事業を視野に入れています。
 
4
OneToOneビジネスで優位に立てる
    BTO生産のメリットに「個別対応」があります。顧客にオンリーワン(私だけの一品)を提供できれば、顧客戦略の面で圧倒的に有利です。しかし、在庫リスクを避けつつ、スピード勝負で、しかもローコストのうちに個別生産を実現するには、それなりのノウハウが求められます。本書はこの課題に答えようとしています。
 
5
コスト改善、作業改善が進む
    方法論から言えば、SCMもBTOもムダな工程、コストを徹底的に見直し排除する手法です。従って現時点で即時にBTO生産への移行は無理という判断であっても本書を参考にBTO生産を一定の目標に置くことで、いっそうのコスト改善、作業改善を進めることは可能です。

●主要目次
第1部 BTO−受注生産方式−の概要

第1章

BTOの定義、目的、背景
第2章 BTOの利点と問題点
第3章 BTOと他の手法との比較
1. BTOとJIT
2. JITからBTOへの進化
3. BTOとSCM
4. BTOとその他の課題
第4章 BTOのビジネスモデル
1. 代表的なBTOモデル「デル・ダイレクト・モデル」
2. 進化するデル・ダイレクト・モデル
3. BTOと制約理論
4. BTOモデルとオ−プン経営
5. 繊維産業におけるBTOおよびSPAモデル
第5章 BTOにおけるデマンド・プル
第2部 アセンブリ(組み立て)メ−カ−のBTO展開

第1章

パソコンメ−カ−のBTOへの挑戦
1. 1990年代に急速に進んだ日本の工場の「ライン革新」
2. カスタム化と大量生産を両立させる「モジュ−ル生産方式」と「セルライン方式」の組み合わせ
第2章 日本電気(群馬日電)のBTOの展開
1. SCMとCRMを両輪に、企業・個人向け直販ビジネスを推進
2. パソコン大手で先陣を切り、企業・個人向けBTOを展開
3. BTO生産ラインは、熟練度に依存しない「セルライン」方式を導入
4. バ−コ−ドリ−ダ−を活用、生産ラインのIT武装化を促進
5. グロ−バルなBTO体制の構築が課題
第3章 島根富士通のBTO展開
1. ラインごとに協力会社が請け負い、競争原理を導入
2. 販売商戦に向けて、生産ラインの早期立ち上げをいかに実現するか
3. 需要増大を予測して、部品の長期・安定調達を最優先
第4章 日本IBMのBTO展開
1. サプライチェ−ン全体をプルの仕組みに作り変える
2. 日本IBM藤沢事業所のSCM/BTO展開
3. CRセンタ−(部品随時補給センタ−)を設立、納期も督促もないネット購買も実現
4. 「コスト」と「バリュ−」の2つの視点からSCM・BTOを捉える
第3部 BTOの根幹・サプライヤー

第1章

サプライイング・モデル
1. セットメーカーの製品モデルへの対応
2. サプライイング・モデル
3. サプライヤーの生産方式
第2章 受発注処理システム
1. EDI(専用EDI、Web‐EDI)
2. 下位システムとのシームレス化
第3章 在庫引当モデル
1. 受注・在庫引当・即納処理システム
2. 在庫管理システム
第4章 個別受注生産モデル
1. サプライヤー生産管理システム
2. BTOを支援する技術情報処理システム
3. BTOのためのト−タル工期短縮活動
4. BTOを支えるトータル品質保証活動
5. トータルコスト半減活動
第4部 BTOを支えるディーラーマネジメント

第1章

ディ−ラ−の位置付け
1. ディ−ラ−のとらえ方
2. チャネル項目の説明とディ−ラ−を取り巻く現状
第2章 BTO展開の方向
1. 販売ディ−ラ−BTO
2. 購買ディ−ラ−BTO
3. サプライヤ−支援ディ−ラ−
第3章 販売ディーラーBTO
1. 販売ディーラーの役割
2. BTOを志向するために
3. 顧客情報を入手する
4. BTO志向の工場への情報活用
5. CTOを志向する
第4章 購買ディーラーBTO
1. 納期対応BTO
2. システム対応BTO
第5章 サプライヤー支援ディ−ラ−
1. 在庫バッファ対応ディ−ラ−
2. 管理対応ディ−ラ−
第5部 BTOを担う物流マネジメント

第1章

BTOのロジスティクス
1. BTO生産システムでのロジスティクスの捉え方
2. BTOの調達物流
3. BTOの販売物流
4. BTO生産システムでのロジスティクス発展段階
第2章 BTOの調達物流
1. CRPとは?
2. BTO調達物流へのCRPの適用
3. BTO調達物流におけるCRPの実施例
第3章 情報共有化が進んだ物流センター
1. 導入目的
2. システム概要
3. 機能概要
4. 開発スケジュールと留意点
5. 導入効果
第4章 販売物流
1. BTOと販売物流改革は一体
2. BTO販売物流における課題
第6部 小回りを活かすSBTO(スモールサイズドBTO)

第1章

スモールBTOとは
1. SPA、そしてBTOの原点
2. 身の回りにS−BTOの原初的形態を探る
3. ハイテク・IT・新管理手法で武装するS−BTO
4. 街中に散在する工房ショップ
5. ハイテクで武装した工房ショップ
第2章 S−BTOのビジネスモデル
1. S−BTOの原型は既に街中にある
2. 顧客のニーズは「みんな持っている」から「私だけの1品」へ
3. S−BTOの商品コンセプト
4. S−BTOの販売手法と販売促進活動
5. S−BTO仕入・調達のネットワーク化
6. S−BTO技術のハイテク化・人のマネジメント
第3章 ミドルサイズS−BTOのビジネスモデル
  (株)銀座山形屋に見る紳士服製販一体QR(BTO)システム
1. QR(BOT)システムの背景・目的
2. 銀座山形屋の会社概要
3. 協同事業者の会社概要
4. QRシステムの概要
5. 実施の効果
6. 今後の課題
第4章 S−BTO事業企画のヒント
1. S−BTO事業構築の留意点
2. S−BTO事業企画事例
第7部 SPA(製造小売)とBTO

第1章

SPAとは何か
1. SPAの定義と背景
2. SPA機能の本質
3. SPAとBTO
第2章 SPAのビジネス・モデル
1. SPAの業務プロセス
2. SPAの組織モデル
3. SPAの損益とキャッシュフロー
第3章 SPAの各機能
1. 事業の方向性を決定づける機能
2. プロダクト・プランニング・マーチャンダイジング機能
3. カスタマー・コミュニケーション機能
第4章 QR(クイック・レスポンス)
1. QRの目的
2. 商品供給全体におけるQR生産の位置付け
3. QRの業務プロセス
4. QRとBTOの相違
5. QRにおける各業務内容
6. SPAにおけるQRの活用と課題
第8部 BTOを支える管理技術

第1章

ERPおよびMRP
1. ERPとは?
2. MRP II(製造資源計画)
3. MRPの限界とその解決策
第2章 追番/号機管理
1. MRPの問題点
2. 追番/号機管理方式
3. 追番管理方式
第3章 IT(Information Technology:情報技術)
1. APS(Advanced Planning and Scheduling)
2. データ分析技術
3. その他のITに関するトピック
第4章 物流機器管理
1. 搬送機器
2. 仕分け機器(ピースソータ)
3. ピッキング機器
4. 保管機器
第5章 作業改善・工程改善
1. 作業改善・工程改善の目的
2. 生産性向上のチェック項目
3. 作業改善のレベル評価システム

第6章

環境対策の視点
1. 5Rによる循環型社会への回帰
2. 環境関連法体系の整備(立法・行政の役割)
3. 企業の役割
第7章 国際物流を取り込む
1. 物流におけるパラダイムシフト
2. 物流業者からロジスティクス・プロバイダーへの脱皮
3. 国際物流において留意すべきポイント


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